これって遺伝?ヒゲが濃い人薄い人 毛深さは毛穴の総数?

毛深い人なら誰しも一度は考えたことのある「遺伝」。私たちのヒゲの濃さや体毛は「遺伝」が全ての要因となっているのでしょうか。また、毛深さは「毛穴の数」によって定まってくるのでしょうか。一方、遺伝的に体毛が薄い場合、毛深さについて一生涯悩むことはないと考えても良いのでしょうか。遺伝と毛深さ、毛穴の数と毛量、生活環境が体毛に与え得る影響について考え、毛深さ要因を整理してご紹介いたします。
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「毛穴の数」について知っておくべきこと
ヒゲ・頭髪・体毛、これらの毛は全て毛穴から生えてきます。この毛穴、専門的には毛包(もうほう)と言ったり毛嚢(もうのう)と言うことがありますが、毛穴の数自体は生れた時に既に決まっています。
毛穴の数は妊娠6ヶ月前後で決定(平均的には20万個前後)
毛穴の数が決まるのは、お母さんの胎内にいる時とされ、タイミング的には妊娠6ヶ月前後だと言われています。大人になってから毛穴の数が増えるというようなことはなく、毛穴の数は生涯を通じて変わらないと考えられています。
また、人の持つ毛穴の数は20万個前後というのが一般的な見解となっています。
毛穴の数=毛の本数ではない
「毛穴の数が多い=毛深い」と捉えがちですが、必ずしもそうとは限りません。というのも、毛穴があっても毛が生えない場合もあるからです。生涯を通じて毛を生やさない毛穴もあれば、ヘアサイクル(毛周期)に沿って今は生えていない毛穴もあります。
また、頭髪などで言えば、一つの毛穴から2本生えているというようなこともあります。つまり、「毛穴の数=毛の本数」ということではなく、毛穴の数が直接毛深さを決定づけるものとはなっていません。
「毛を生やさない毛穴」の存在意義:皮脂分泌として重要

人によっては「毛を生やさないのに存在している毛穴ってなんだか変だな?」と思うかもしれません。しかし、毛穴には毛を生やす以外に「皮脂を分泌する」という役目もあります。
イラストをご覧いただければ「皮脂腺」が毛穴の中に存在しているのがわかるはずです。ここから「皮脂」が分泌され皮膚表面が滑らかになり、乾燥や細菌などから皮膚組織を守ることができます。
ただし、「毛穴から汗が出ている」というのは正確ではなくて、汗はどちらかと言うと毛穴とは別に存在する「エクリン汗腺」から出ていると考えてください。一部、ワキの下や乳輪(乳首)、おへそ周りや陰部などの毛穴には、「アポクリン汗腺」と呼ばれる汗腺も内在していますが、ここは発汗による体温調整よりも、「フェロモン分泌」などに多く関与していると言われています。
実際の「毛深さ」は遺伝的要因だけではない
私たち個人の毛深さは、ご想像の通り「遺伝的要因」に支配されます。ただし、私たちの実際の体毛の量は「遺伝的な要因」以外にも「生活習慣」のあり方によっても変わってきます。あくまでも「毛深さの大枠は遺伝」ということに過ぎず、個人レベルの毛量変化(微調整)については「生活習慣」によってもたらされるという点を忘れてはなりません。
というのも、遺伝的な要因はコントロールできませんが、生活習慣の影響範囲については自分で調整することが可能だからです。
「生活習慣」で毛深さは変化し得る!?
仮に同じ遺伝子を持つ人物がそれぞれ別の環境で暮らし異なった生活習慣を持つと、少なからず「頭髪や体毛の量」「生える速度」などが変化すると考えられます。これは、私たちの毛の生え方が次のような生活習慣の影響を受けて変化するためです。
- 食生活の栄養バランス
- 運動習慣やダイエット
- 睡眠習慣
- 飲酒や喫煙習慣
- 日常的に受けるストレスの状態
食生活の影響
頭髪や体毛など、私たちの身体に生える毛は主成分が「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできています。タンパク質をたくさん摂りすぎてしまうと毛深くなるということはありませんが、食の栄養バランスが偏ると毛根奥の「毛乳頭」が出す発毛指令に沿って毛母細胞を分裂させることができず、毛が育ちにくくなったり、頭髪が痩せ細ったりという影響が出る可能性があります。
運動習慣やダイエットの影響
日々適度な運動を心がけていると、身体が適切な機能を保ちやすくなります。私たちの内臓器官は「自律神経」の働きによって意識せずとも自動的に制御されますが、不適切な生活習慣を持っていると「自律神経の乱れ」が生じる可能性があります。
※自律神経とは??
自律神経は、私たちの内臓器官を適切に働かせる機能を有しており、「交感神経」と「副交感神経」のバランスによって成り立ちます。活動時には「交感神経」が活発に働き、睡眠時やリラックス時には「副交感神経」が活発になります。自律神経は、身体のあらゆる内臓器官を調整しているものですので、ここに乱れが起こると様々な箇所で支障が出ます。
自律神経が乱れてくると、「ホルモンバランス」にも影響が出ます。男性ホルモンである「テストステロン」は男性らしい骨格や筋力を形成するだけでなく、前向きなやる気をもたらしたり、発毛を促すという役目もあります。
男性ホルモンの分泌量が過剰になってくると、必要以上に攻撃的になってしまったり、体毛が濃くなるという影響も実際に生じ得ます。逆に男性ホルモンの分泌量が減ると、体調不良になったり性欲が衰えるなどの影響も考えられます。
このように、多すぎても少なすぎても良くないのがホルモンの分泌量で、適切に維持されていれば「毛深さ」もその人が本来持っている状態に安定します。
睡眠習慣、飲酒や喫煙、ストレス環境も重要
睡眠習慣や飲酒・喫煙の有無、日常的なストレスの状態も「ムダ毛の量」や「生える速度」に一定程度関与します。これらは運動習慣と同様に「自律神経」の状態や「男性ホルモン」の分泌量に影響を与えますので、体調面だけでなく「毛深さ助長」の一要因になり得るのです。
このため、無駄に「ヒゲの生える量」や「ヒゲの伸びる速度」を刺激したくないということであれば、生活環境や生活習慣を適切な状態に保つように意識しなければなりません。
「タバコと男性ホルモンの関係」については以下のコラムで詳しく扱っていますので、ご興味がおありの場合はご参照ください。
生活習慣の改善と「ヒゲ脱毛」を併せれば最適な肌環境に!
当コラムでは、個人の毛深さについて掘り下げ、「遺伝」の影響範囲と「生活環境」がもたらしうる毛深さ助長リスクについてご紹介しました。生まれ持った「内部プログラム(≒遺伝)」については書き換えることはできませんが、実際に皮膚の外に現れるヒゲの状態や体毛の量については現代の医療技術で変化させることが可能です。
「ヒゲの濃さ」や「髭剃りの手間」にお悩みの患者さま、毛量は気にならないけれど「オシャレ髭」に挑戦したい患者さま、身体に生えるムダ毛の量が気になっているという患者さま、いずれも「レーザー脱毛施術」で調整可能ですので、お気軽に当院までご相談ください。
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